旅は順調に進み、いよいよ最終日の5日目。
僕らは朝いちにアンマンからバスに乗り、ネボ山に向かうことに。
っと、その前にやることといえば、朝にアラビアン・コーヒーを飲むのがこちらのしきたり。
道を歩いていると誰もがコーヒーを飲んでいるのにちょっとびっくりであったが、一杯たったの35円とは安すぎる!

バスに乗り走ること一時間。
今まで砂漠地帯しか走ってこなかったが、ここにはたくさんに畑があった。
アンマンから西に向かって広がる地帯はモアブ平原と呼ばれている。
きっと聖書にでてくるモアブ出身のルツもこのようなところで育ったのかと思うと、感動でならなかった。
そして辿り着いたところは、聖地ネボ山。
ここからの眺めは本当に素晴らしかった!右に死海が見え、左にはエリコの町、
そしてど真ん中にはうっすらと聖都エルサレムが見える。

申命記34章によると、
この山にのぼったモーセに神様はアブラハム、イサク、ヤコブに誓ったカナンの地を見せた。
しかし神様はモーセにカナン入りを許されず、その場で天にへと引き上げていく。
そして今に至るまでモーセが葬られた場所は誰も知らないのである。
何かここにくるだけで、少し神妙なおもむきになるのは気のせいであろうか。
南からずっと上がってきて着いたこのネボ山。
目の前に見えるのは今自分たちが住んでいるエルサレムの町。
ここに立ったモーセの思いはどんなものであったのだろうか。
そして最大の指導者を失ったイスラエルの民はどのような思いになったのだろうか。
聖書はこのあとヨシュア記へと続いていく。
そして神様はまず初めに次の指導者をヨシュアと定め、彼に
「強く、また雄々しくあれ!あなたがどこに行くにもあなたの神、主は共におられるゆえ、
恐れたはならない、おののいてはならない!」
と励まされた。その言葉が僕の中にも響いてならなかった。
その後はマダバに行き、そしてアンマンへと戻り、アンマン城を見て国境へと向かった。
もう少し書きたいことはいろいろあったが、もう説明ごとが多くなってしまうのでやめておきます。
総括として・・・
やはりヨルダンも聖書の舞台、つまり聖地だということを改めて実感しました。
そしてなりよりも感動したのはヨルダン人の人柄がとても良いということ。
どこに行っても、ぼくらが日本人だというと笑顔で話しかけてきてくれる。
貧しい国かもしれないが、子供たちも一生懸命働いているし、
その日その日を何とか生き抜こうと必死になっている姿に感動した。

バスの中で一時間近くアラビア語を教えてくれたファズワーンくんとザイトくん。
君たちの笑顔は一生忘れないよ。
君主制国家のヨルダン王国は、どこに行ってもヨルダン国旗が掲げられ、
国王の写真がどこの場所に行っても掲げられてあった。
彼らはそれが当たり前だというんだが、同じように君主制の形を取る日本とは明らかに違うのはショックだった。
何はともあれ、無事に帰ってこれてよかったです。
〈終わり〉