~シンユウ~

 

「ふざけんな、ボケ!おせぇ~んだよ!!」

 

出会うなり開口一番に言った言葉がこのセリフ。

遅れて迎えにいった僕が悪いのであるが、

しかし9年ぶりの再会がこれかよ!と思うと笑えてならなった。

 

僕には小・中・高とずっと一緒の学校に行き、いつもつるんでいた「シンユウ」と呼べる友が数人いる。

しかしイスラエルに行くことを決めた僕は、高校卒業後地元を離れ、シンユウたちとも別れた。

「二度と会うこともないだろう」と決心したが、自分の心には嘘はつけず、高校卒業式の夜皆の前で号泣しまくった。

 

しかし、時代は流れ、変わっていく。

二度と会うことはないと思っていたシンユウの一人が、はるばる僕を訪ねにイスラエルまでやってきたのだ!

そう彼の名はsugiX。

sugiX

彼とは小さいときから良きライバルであり、僕にっていつも目標となるような憧れの存在だった。

そんな彼は今、某大手企業でデザイナーとして働くかなりのやりてだ。

  

「聖書なんて読んだこともねぇ。神様なんか信じてねぇ。だいたいイスラエル教ってなんだ?それを信じてどうなる?」

といった感じでガイドをするのにも一苦労するくらい、とんでもねぇことを連発するやつだが、

しかしいくところ全てに何気なく感動している姿に僕も嬉しかった。 

 

 

 gaza

初めて行ったガザへの入り口に立って彼はビビリまくり・・・

negev 

日本では見ることのできない大自然に触れ、開放された彼は子供たちとおおはしゃぎ。

そして満天の星空の下で腹が痛くなるまで肉を食べ続けた。

barbecue

 

3日間と短い期間ではあったが、いろいろな話をした。

あいかわらず、説教くさいところは昔からかわっていない。

そして、

「おまえ、ほんとブサイクだな!!」

と、100回近く言ってくるその口の悪さは天下一品だった。

しかしこうやって160キロ程のストレートを真っ向勝負にぶつけてくる奴の言葉が懐かしくてならなかった。

(でもきっと彼は気づいていないだろうな、そのストレートが全部デッドボールになっていること・・・)

まだまだ僕は学生気分。社会で戦っている彼との差をいよいよ感じてしまったが、またそれ以上に彼を尊敬した。

 

彼には大きな野望がある。

これから会社を辞め、世界に出て、いろいろなことに挑戦すると語っていた。

「何をやってもいい。どんな仕事でもいい。大事なのはどう生きたかなんだよな。」

「本気で生きてる奴は本気の姿勢をみせなきゃいけねぇだよ!」

「俺の敵は俺自身!それに勝つためには自分が自分をかっこいいと思える生き方をしたらいいんだよ。」

 

考えも、生き方も、思想もまったく違うお互いであるが、なにか共通しているところはあるんだろうな。

だから遠くにいてもつながってるものがあるのかもしれない。

だから僕は思うんです。きっと彼は勝利する。間違いない。

 嘆きの壁

 

 これから新しい出発をきろうとしている彼の後姿は自信と誇り(そして少々の不安)に満ちていた。

2,30カ国と渡り歩いてきた彼であるがイスラエルが一番最高だった言ってくれたことは、お世辞であっても嬉しかった。

そして新しいプロジェクトが成功すれば、いつかイスラエルでもやってみたいという。

そんな野望に心燃やす彼を見ながら、僕はここ嘆きの壁に一つ願いをおいてきた。

 

「いつかはこのイスラエルでも、彼が考えている新しいプロジェクトを一緒にできますように」

 

Be a Big Man, and Be a Great Man, and Be a Hero in the Strife!

1件のコメント

  • By Must Be a Big & Great Man., 2009/07/18 @ 00:18

    日本からはるばる来た彼の行動力にも天晴れだが、なによりもB氏との熱い友情関係を築き、かつ彼をイスラエルまで突き動かしたB氏の情熱的な生きぶりにむしろホント感動した。僕も多少実感してるけど、熱情的かつ明確な目的を持った人間の周りには、自然と同じような人が集まり、またすばらしい出会いがあるんだってね。B氏の人生もこれから楽しみだね!
    Shabat Shalom!

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